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聞き齧った事を鵜呑みにせず自分で考えてみる 〜木と鉄は相性が悪い〜

10082018

 

こんにちは、平木建築工房です。

 

大山開山1300年祭で伯耆安綱の展示があると言うことで行ってきました。

米子市美術館。

写真撮影はできませんでしたが、平安時代の刀は初めて見たかも知れません。

 

ここで鋼繋がりの話題。

「木と鉄は相性が悪い。」とよく言われますが、これ「近現代の鉄と木は相性が悪い。」ではないかと最近になって考え始めました。

 

まだ自分の中でその理論が完成してはいないのですが、よく耳にする「木と鉄の収縮率が違うから。」と言う理由。

コンクリートと鉄の収縮率が違えばそれは大問題ですが、木造に関しては鉄の収縮率など無視しても良い問題ではないかと。

釘の腐食による膨張で木が強度を保てない程破断するでしょうか?

 

骨組みを金物で緊結しても木の乾燥に伴う収縮によって結局緩んでしまうと言う問題は、そもそも木組みを重視する平木建築工房の建物では補助的なものであって、そんな物に強度的な依存はしていないのです。

 

それよりも鉄の腐食。

こちらの方が問題かと。

 

築数十年程度の木造家屋を解体すると、かつて金物であったであろうものがほぼ例外なくボロボロの酸化鉄のカスになっています。

この築数十年程度と言うのがミソで、近現代の鉄だとこうなのです。

しかし、1300年程度前の鉄だとどうか?

法隆寺の釘は表面のみが酸化している程度で、釘としての機能は保っているのです。

 

何故か?

 

ここからは憶測ですが、古代の製鉄法だと自然送風で炉内の温度が上がりにくく、鉄に不純物が溶け込みにくい。(純鉄は錆びにくい)

そもそも日本の鉄ではなく、大陸などから輸入した銅の含有量の多い鉄を使っていた。

鍛造することにより、四酸化三鉄被膜が出来て内部の酸化が抑えられている。

位でしょうか。

 

今まで散々「木と鉄は相性が悪い。」と言っていたのですが、少し考えてみると厳密にはそうとは言い切れない事に気付いたので訂正します。

 

では現実問題としてそんな鉄で作った金物で家を建てる事が出来るかというと、答えは「普通は無理でしょう。」という事になるので、結局「木と鉄は相性が悪い。」という事になるのですが・・・。

 

では。

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